IoTの認知率と活用率を探ってみる

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作業者 テンポラリー

B!

おはようございます。

最近、私事ですがセミナーやイベントの準備で、頭の中がIoTでいっぱいになっています。

IoTという言葉が騒がれ出して、はや数年が経ちました。昨年の今頃にも「中小企業のIoT活用を現場から考えてみる」で少し触れましたが、いよいよIoTが興味の段階から、本格的に検討に入る段階に差し掛かってきたように感じています。

今回はIoT普及の現実と、改めて活用していく上でのポイントをまとめてみます。

IoTの活用状況

IoTという言葉が騒がれ出して数年が経ったように記憶していますが、実際にどれだけ知れ渡っていて、どれだけ活用されているのかが気になったので、調べてみました。

ITキーワード別の認知率と活用率
出典:「2018年度版 中小企業白書」より

 

これを見ると、知っている方は案外多いように思いますが、その反対で活用できている割合の低さが際立っています。IoTが一番優秀な数字になっていますが、それでも5.3%とまだまだ「活用」出来るまでのハードルがあることを感じます。

現場にいる私の感覚でも数字的なところは近い印象で、今まさに話を進めている会社様が多いので、活用となるともう少し先になるのだろうと思っています。

IoTの導入から活用まで

今でもたまに「IoT」って言葉にとらわれて「これってIoTですか?」なんて話も出ますが、私の考えでは特に「IoTだから・・・」と言って構える必要はないと思っています。

良くお客様にもお話しますが、IoTも手段なので「IT導入を成功させるために必要なこと」でも書いたように、業務プロセスの見直しや経営者の陣頭指揮、外部リソースの活用などが大切になってくると思っています。

但し、IoTを導入しても活用できていると言えるまでには、それなりに時間がかかるものなので、直ぐに結果を追い求めずにコツコツと積み重ねて行っている会社様が、結果としてうまくいっているように思います。

またITとIoTを比べると、IoTの方が必要となる知識が広くなるため、IT(IoT)人材不足の問題の方が、影響が大きいようにも感じています。

人材に関することは特に時間のかかることですので、外部のコミュニティや勉強会なども活用しつつ、実際に現場を見て経験を積んでいく必要があると思います。

他社の現場を見ることができる機会は少ないかもしれませんが、最近はPRのためかIoTの現場(工場)見学を受け入れる会社も出てきているので、活用してみることもいいと思います。

最後に

今回はまとまりのない話になってしまいましたが、「IoT」という言葉に踊らされることなく、検討や導入を進めてみてください。知見が必要な時は、スタッフまでお気軽にお声がけいただければ対応させて頂きます。

今年もETWESTでパネルディスカッションに登壇したり、セミナーでたくさんのことを学ばせていただいたりしながら、私自身も成長していきたいと思っています。

それではまた。

 

アンドファン株式会社

中小企業診断士 田代博之

 

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